鍼灸学生のTsukasaです。
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師を目指し、
2022年、学びをスタートさせました。
これらを目指した2つの理由についてお話しさせてください。
東洋医学のやさしい知恵を伝えたい
本来の自分に戻る道しるべ
1つ目は、「東洋医学のやさしい知恵を伝えたい」という理由からです。
西洋医学と東洋医学の一番の違いは「病気を診るか」「人を診るか」。
例えば「腰痛」という症状に対して、
- 腰の筋肉や骨の動きに異常がないか診るのが西洋医学
- 腰だけでなく全身のバランスを診、生活習慣や思考の癖までトータルで診るのが東洋医学
東洋医学はわたしたちの「存在そのもの」に寄り添ってくれる。
必然的に、東洋医学の治療って基本的に同じものはない。
同じ「腰痛」でも人によって原因は様々だし、同じ人でも日によって体のバランスは変化する。
その時の、その人に必要な、とっておきの知恵で寄り添ってくれる。
ありのままを受け入れ、本来の自分に戻れるよう導いてくれる。
道しるべのような、とってもやさしい医学。
もちろん、西洋医学と東洋医学、どちらがいい・悪いということではありません。
互いの強み・弱みを補い合って成立するとてもあたたかい関係です。
奥深く、ロマンある世界観
東洋医学では、わたしたちは「宇宙」の中に存在していて、宇宙のバランスが変わるとわたしたちの体も変わる、と考えます。
宇宙に存在するものは、陰・陽に分けられ、両者がバランスを取って成立している。
宇宙に存在するものは、木・火・土・金・水に分けられ、互いに循環・調和しながら成立している。
壮大すぎて気が遠くなるような話ですが、この奥深く、ロマンのある世界観のトリコになってしまいました。
2000年もの歴史を持つ東洋医学。
長大な歴史の中で先人たちが発展させてきたものを、受け継ぐひとりになりたいのです。
”手”の神秘的な力を伝えたい
2つ目は、「”手”の神秘的な力を伝えたい」という理由からです。
会社員時代、わたしはキャリアに悩み、心身の不調を感じていました。
睡眠障害、食欲不振、頭痛、動悸、えづき、倦怠感、緊張感、不安感、焦燥感、絶望感。
このような症状に悩まされ、適応障害と診断されました。
心身の健康を取り戻すため自律神経の乱れを整えようと、ある日マッサージを受けました。
何度か受けるにつれ、からだがゆるむ感覚がありました。
ゆるみ、力が抜け、息を深く吸え、からだが軽くなり…
すると、「あ、明日すこしがんばってみようかな」と心が前を向く瞬間がありました。
マッサージ師の先生の、手の力を受け取ったんです。
わたしの中で、しずかな勇気が生まれた瞬間でした。
世の中はすばらしい商品やサービスで溢れています。
そんな中、「手」というのは何も特別ではなく、原始的な道具のようにすら思えます。
それでも。
決して人為的には作り出せない、進化の過程でヒトが手に入れたものにほかならない。
ぬくもり、愛、癒し、やすらぎ、勇気。
そういうものを手から伝えることができるし、受け取ることもできる。
”手”は人の心を動かすことのできる神秘的な力がある。
そう確信しています。
この”手”の力を、はりやお灸、あん摩マッサージを通して伝えたいのです。
まとめ
・”手”の神秘的な力を伝える
鍼灸・あん摩師になり、これらの想いを実現させるため、学生生活をスタートさせました。
東洋医学のスペシャリストを目指し、体系的に学んでいきます。
そして、想いが伝わる”手”を手に入れるため、”手作り”に励んでいきます^^
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